創業およそ８０年になる鋳造の会社です。
「鋳造（ちゅうぞう）」とは鉄や銅などの⾦属を⾼温で熱して液体にしたあと、鋳型へ流し込んで⽬的の形状に固める加⼯⽅法です。
日本製鉄やJFE、神戸製鋼所などの鉄鋼メーカーを中心にお取引をいただいています。
現在多くの製造現場では、競争激化・コストダウン・⽣産性向上などを背景として、操業条件が⽇ごとに過酷になっています。
「もう少し、この部品の寿命が⻑ければ……」。
お客様のそんな声に応えるべく、JIS規格の材質のほかオリジナル材質の鋳物を製造販売しています。
大学や公設試との共同研究にも力を入れており、取り組みの成果として複数の特許を取得済み、国内では数社のみが製造する製作難度の高い熱間製管工具も製造しており、高い技術力が当社の強みです。

はじめのうちは先輩、上司のアシスタントとして、書類作成や機器を用いた成分分析、硬さ測定などを経験していただきます。
また事務所での仕事以外に、現場での作業も行っていただき、生きた知識・経験を積んでもらうことを想定しています。
ある程度経験を積んでいただいたのち、材料開発や試作開発、品質改良などのお仕事にチャレンジしていただきたいと考えています。
製造の現場に近いところで生きた知識を学んでもらいながら、徐々にステップアップを図れる環境です。

どんな状況・環境にも適合できる万能な材料はないという事実に立脚すれば、コストとのトータルバランスも含めた適材適所の材料選定を行うことが必要です。
従来より使用している品物については問題の品物をいただいて、成分分析やミクロ組織観察などの調査･解析を行います。
その結果に基づいて、材料設計を行い、その材質に適合した鋳造技術を駆使することで、製品の寿命延長が可能となります。
また材質だけでなく、形状を少し工夫するだけで寿命が延長することも多くあります。
お客様の様々なニーズに対応するべく、昭和５０年代より大学や公設試との共同研究にも力を入れており、取り組みの成果として複数の特許を取得しています。

【受賞歴】
平成19年　経済産業省ものづくり日本大賞「優秀賞」受賞。
平成20年　第20回中小企業優秀新技術・新製品賞「中小企業庁長官賞」受賞。
平成20年　経済産業省「明日の日本を支える元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれる。
平成20年　経済産業省「KANSAIモノ作り元気企業100社」に選ばれる。
平成21年　大阪府環境技術評価を受け、橋下大阪府知事より「ゴールド・エコテック」の称号を授与される。