「京都市 輝く地域企業表彰」受賞企業特集
 

本特集では京都市産業観光局地域企業イノベーション推進室が運営する「京都市 輝く地域企業表彰」についてインタビュー形式でご紹介します。
最後に「京都市 輝く地域企業表彰」受賞企業の求人情報も掲載しているのでぜひチェックしてみてください。

 

「京都市 輝く地域企業表彰」制度について詳しく教えてください。

京都市では、地域に根差し、地域と共に継承・発展する企業を「地域企業」として市民ぐるみ・地域ぐるみで応援するため、平成31年4月に「京都市地域企業の持続的発展の推進に関する条例」(以下「条例」という。)を施行しました。
この条例に基づき、地域と共に継承・発展する「地域企業」の理念の浸透及び、実践の促進のために「京都市 輝く地域企業表彰」制度が制定しています。
地域に長年親しまれている事業者をはじめ、安心安全への貢献文化の継承自然環境の保全、多様な担い手の活躍支援等、地域に根差して企業活動に取り組まれている事業者を対象に、自薦他薦を問わず応募できる制度です。
今年度からは社会課題の解決や新たな価値創出を目的に地域企業等が連携して実施する「公益的な取組」も表彰対象としています。

 

「京都市 輝く地域企業表彰」制度の特徴を教えてください。

2部門に分けて実施しています。

 

①地域企業輝き賞

本市内に本店を有し、条例に掲げる地域企業の理念に則して、地域に根差した企業活動を営み、その事業や活動が他の事業者のモデルとなると認められる事業者。

 

②未来づくり貢献賞

社会課題の解決や新たな価値の創出を目的に地域企業等が連携して実施した事業のうち、独自性、社会性、発展性等について、他の事業者のモデルとなると認められる取組。

 

また、上記のうち、独自性、社会性、継続性、発展性等について特に顕著な事業や活動であると認められる事業者及び取組は「特別賞」として表彰します。

https://community-based-companies.kyoto/hyousyou
 

自治体の表彰制度には大企業を対象外とするものもありますが、京都市は「地域企業」を対象としているため、大企業やみなし大企業に該当する中小企業、個人事業主等、事業規模によらずご応募いただけます。
また、「地域企業輝き賞」は社業及び活動継続年数の下限を設けていますが、今年度から設置した「未来づくり貢献賞」には年数制限がありません。
地域企業との連携があれば、市内に本店を持たない進出企業や市外企業、学生団体、複数企業で構成される実行委員会や協会、団体、組合等、各種連携組織や支援機関、公益法人等も応募可能になりました。

 

「京都市 輝く地域企業表彰」制度は「京都・地域企業応援プロジェクト」の一環ですが、そもそも「京都・地域企業応援プロジェクト」とは何ですか?

つながる、知恵。ともに拓く、未来。
 

京都市では、条例に基づき、社会課題の解決や新たなビジネスの創出等、地域企業の皆様のニーズに即した支援策を実施しています。
企業の営みがまちに貢献し、まちの営みが企業を後押しする。そんな新しい関係を生み出す事業を全力でサポートするのが「京都・地域企業応援プロジェクト」です。

 

京都の企業と出会う。受け継がれてきた知恵を学ぶ。地域の課題について考える。

出会い/学ぶ/考える

この3つの視点からさまざまな取り組みを通じて、地域企業の皆さまが未来を切り拓いていくサポートをおこなっています。

【「京都市 輝く地域企業表彰」制度以外の主な取組】

■京都市地域企業未来力会議

京都市地域企業未来力会議

多様な業種の経営者等が集まり、領域を横断した議論を展開しながら「社会課題」や「地域課題」、「経営課題」の解決につながる新たなビジネスアイデアの創出を図っています。

https://community-based-companies.kyoto/wp-content/uploads/2024/01/20231204_MIRAI-KAIGI_no20report.pdf
 

■京都・地域企業応援会

京都・地域企業応援会

地域企業として事業を展開する企業が持つアイデアの具体化・実現に向けて、幅広い知見を持ったビジネス・コーディネーターから助言やヒントを得られる機会です。
計画へのアドバイスだけでなく、地域企業間の連携支援等も年間を通じて実施することで、地域とともに歩む地域企業を応援しています。

https://community-based-companies.kyoto/ouenkai
 

■地域企業勉強会

地域企業勉強会

地域企業宣言に沿って、事業継承担い手不足など企業の共通課題を話し合ったり、低炭素社会の実現SDGsに関する先進的な取り組みなどを学び合ったりする、テーマ持ち寄り型の合同勉強会を実施しています。

https://community-based-companies.kyoto/event/benkyoukai02/r6-2
 

「京都・地域企業応援プロジェクト」に込めた思いを教えてください。

経営支援や担い手育成支援等、既存施策と組み合わせて、「地域企業宣言」の実践や、市地域企業の皆様の活動を支援しています。

 

地域企業の範囲は大企業から中小・零細企業まで幅広ですが、その一方で、京都市内の99%は中小零細企業です。
一般的に、中小零細企業はひと(従業員)・もの(生産設備など)・かね(資金)
などの「経営資源」が限られているケースが多いといわれています。

 

だからこそ、地域資源を経営資源として活用し、経営資源の不足を補うことが求められていると思っています。
つまり、地域に根付き、地域とともに発展していく「地域企業」であることが重要です。

 

また、京都市は人口の約1割が学生である”学生のまち”である一方で、
・就職期(20~24歳)の 首都圏や大阪府への転出
・結婚・子育て期の 近隣都市への転出
などによる、人口減少が大きな課題となっており、市内の中小零細企業でも、担い手不足や後継者不足等が課題となっています。

 

その一方で、京都には素敵な取組をしている地域企業の方がたくさんいらっしゃいます。
「地域企業応援プロジェクト」への参加や発信を通じて、地域企業の方々の取組を知って、身近に感じてもらえたらと思っています。

 

最後に就職活動中の学生へのメッセージをお願いします。

京都には、「京都市 輝く地域企業表彰」受賞企業をはじめ、魅力的な企業が数多くあります。
様々な京都企業に出会うことで、就活の視野を広げてみませんか?
WEBサイト「京のまち企業訪問」でも、京都企業約4,000社の情報を発信していますので、ぜひチェックしてください!

https://kigyo.city.kyoto.lg.jp/kyomachi/
 

地域企業イノベーション推進室様、ありがとうございました!
 

地域企業イノベーション推進室について

「地域企業応援プロジェクト」を通じて、地域に根付き、ともに発展していく地域企業のサポートをはじめ、中小企業経営支援、関係団体の指導・助成、ソーシャル・イノベーション創出支援を行っています。
また、商店街のハード事業、ソフト事業、商店街や団体等が独自に実施するキャッシュレス化・デジタル化の普及・促進に資する取組に対する支援や商業振興、商業施設の設置に係る指導等、地域企業等への支援を推進し、京都経済の下支え、活性化を図っています。

 

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